1 安定設計其の一 体重を受け止めよう!

目的は、人が安定して立つ歩く走る止まるという動作が実現出来る履物を具現化することにある。
その為には前提として、コンディションの整った人の身体であることが望ましい。
それでも一般という範囲で考えると、多少の構造的要因なども抱えてる対象にも対応出来るような靴力が必要になります。立ち姿勢では上半身の体重が左右の股関節で二分され、脛骨最下部の中心に落ちてきます。
そのベクトルは、まず距骨で受け止められます。片足28個の骨に分散され、バランスを保ちます。
このような状態にある体や足を 裸足でしっかり対応出来るバーフットウォーカーは、靴が無くても大丈夫です。
しかし一般現代人という範疇で考えると、出来るだけ悪影響を減らす工夫が必要になります。
まず基本的な安定設計の優先順位は「体重を受け止めよう!」
今までの靴木型の常識に囚われないで、底面は平らにします。(前からあるいは後ろから見た状態)
バーフットウォーカー(ハダシスト)やランナーなら裸足で歩く走る体幹力と強靭な足裏を備えている。
現代人はその準備が整っていないことや左右差はあります。靴が必然になる人は、(自分の皮膚ではない)足裏に相当する靴底は、踵が上がる時にぴったりくっついてはこない=ヒールが必要(踵が上がると靴底は離れるので、下から圧しているアドバンテージ)である。革靴製法の靴木型の基準ではなく、靴を履いた足が安定した重心移動の為の靴木型基準。
靴を履いた足は、靴木型中心線が外向き状態で重心移動する。靴の目的は、対象の人の歩きや走りという動作において、スムースな重心移動をサポートすることである。靴の基本的性能は靴木型に集約されている。
裸足と同様、またはそれ以上に立つこと、歩くことや走ることに貢献すること。 

*底面どの部分も平面(逆は湾曲)距骨を支える 

*足形+インソール?容積

*前足部は外側に、後足部は内側に流れる傾向 

*ヒールが必要 (踵が上がると靴底は離れるので、下から圧しているアドバンテージ)である

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重心安定設計ラストを実現する

1安定設計其の一 体重を受け止めよう!

2安定設計其の二 重心移動をスムーズに!

3安定設計其の三 足底面の形状!

4
安定設計其の四 まとめ

5安定設計其の五 靴色々

人の体を支えるということ   
体重は左右の脛骨の中心に 

それを受け止める距骨を支える
静止から重心移動も安定設計

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5安定設計其の五 靴色々

重心安定設計で考えられた靴木型の靴達です

立つ歩く走る止まる人の重心をスムースに移動することを目的としています その目的に適合するアッパーのデザインと底材の構造や材質が総合的に一体化すること

理想の靴を いっしょに考えましょう

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4安定設計其の四 まとめ                    
裸足でも靴でも共通しているのは、両足の「ハの字角度」(爪先の開き)である。
歩くスピードが上がれば「ハの字」は閉じて、爪先は前を向く。
ゆっくりとした速度が基準なら、「ハの字」で重心移動していく。
靴木型の形だけで、重心移動のトレースを判断しないように歩くことも重心移動も考えていない伝統的靴木型と
製法では、理想的な歩き易い靴は程遠い。レジェンド的なオブジェとしての価値はあるでしょう。
インソールも同様で、安定設計の土台の上でしか、適正な効果は望めないでしょう。
「ぴったり」のメリットとデメリット。程良い理想形を追求してもらいたいです。
理想の靴を いっしょに考えましょう

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2安定設計其の二 重心移動をスムーズに!

1.バーフットウォーカー(ハダシスト)やランナーなら裸足で歩く走る体幹力と強靭な足裏を備えている。
2.現代人はその準備が整っていない訳で、靴が必然になる自分の皮膚ではない足裏に相当する靴底は、踵が上がる時にぴったりくっついてはこない=ヒールが必要。
3.革靴製法の靴木型の基準ではなく、靴を履いた足が安定した重心移動の為の靴木型基準
4.靴を履いた足は、靴木型中心線が外向き状態で重心移動
5.靴の目的は、対象の人の歩きや走りという動作において、スムースな重心移動をサポートすることである。
6.靴の基本的性能は靴木型に集約されている。裸足と同様、またはそれ以上に立つこと、歩くことや走ることに貢献すること。
7.その為には裸足の動きを靴で再現する。本来の動きを阻害しないが重要です。
8.2cmヒール高の設定が望ましいです。
これは靴という自分の身体ではない存在を、よりフィットさせるためのアドバンテージです。
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3安定設計其の三 足底面の形状!

1. どの部分も平らである。 
2.MP(中足指節関節)は全体の70%(踵から)に位置し、捨寸は10o確保する。
3.足や趾、甲は程良く拘束する。
裸足と靴を履いた状態はここが違う。実は靴に当たらないことと、緩いことは同じぐらリスクが多い。靴の母指球や小指球部分を広げて楽にしようとする試みは、一時凌ぎにはなる。ただ、緩くなった方へ足が流れていくので変形等のリスクは高くなります。適度の拘束がリスク軽減の優れた方法と考えます
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